引っ越しや、仮止めなど幅広く使用されている
養生テープですが、
役割としては、実は今や飾りなどでも大人気の
マスキングテープと同じだった！ということが
わかりました。
なぜあの似ても似つかない２つが一緒なのか、
今回は解明していきたいと思います！
養生テープとマスキングテープの違いは素材！ラッピングにも使える？
まずは養生テープの用途を知っていますか？
養生テープとは、引っ越しなどで家具が汚れたり破損することを
防ぐために保護するといった意味があります。
なので、本当の養生テープの用途としては
作業時に用いるテープということになります。
素材は主にポリエチレンというもので出来ています。
繊維素材なので、ガムテープなどと違い、
手で簡単にまっすぐ切ることができます。
ここで切りたい！といった場所に
ぴったりカットすることができますね。
そして養生テープは剥がしやすいといった特徴があります。
ガムテープ、セロハンテープなどは
粘着した部分が残ってしまうことがありますが、
養生テープは粘着力が弱くできているため、
つけたものへのダメージが少ないようになっています。
そして、役割が一緒とありましたが
マスキングテープの方はどうなのでしょうか。
マスキングテープは実際に大きなくくりでは
養生テープに含まれます。
一番の養生テープとの違いと言えば、素材です。
マスキングテープの素材は
ポリエチレンではなく主に「紙」が使用されています。
特徴であった、
剥がしやすい（粘着力が弱い）、
手でカットしやすいというものは一緒です。
幅にも違いがあり、
養生テープは幅50mmほどありますが、
マスキングテープは15mmから30mm程度のものが多く
より細かな作業に向いていると言えます。
養生テープは主に仮止めとして使用されています。
例えば割れたガラスや、養生シートの固定、
引っ越しの時には大活躍で、
入りきらないケースも上からテープで覆って
飛び出さないようにしたり。
散らばりやすいコードも養生テープで留めておいたりも出来ます。
様々な用途があり便利です。
変わって、マスキングテープですが
こちらは主にペンキを塗る際などに
付けたくない部分に貼り付けて、
乾いたら剥がすことで綺麗に塗装できるようにするもの。
紙でできているので、
養生テープよりはこちらのほうが
ペンキ塗りには特化しているわけですね！
他にも、最近では可愛いマスキングテープが
沢山販売されています。
これは手紙などのデコレーションに使用したり、
ノートのワンポイントとして使用しています。
紙でできているので
上から文字を書いてもにじまない、はじかない素材で
デコレーションにはもってこいのものですね。
この2つは全く違った用途のためにできたものですが、
「つけるものを保護する」といった役割は一緒ですね！
お互いに剥がしやすい、切りやすい
といった特徴があるため
普段の生活の中で、たくさん役立つポイントがありそうです。
養生テープとマスキングテープの違いは粘着力にも！
養生テープとマスキングテープは
お互いに粘着力が弱いのが特徴、とありましたが
この「粘着力」１つにおいても
様々な種類があるのです。
養生テープは基本的には緑色をした
ガムテープのような見た目のものがよく出回っています。
ところが、ホームセンターなどで見かける
マスキングテープには
様々な種類がありますね。
この色や名前の違いは、ついている紙の違いと
粘着力が違うからです。
粘着力はアクリル系粘着剤という、
アクリルポリマーからなる粘着剤です。
耐熱性、耐候性に優れています。
もうひとつがゴム系粘着剤です。
これは天然ゴムに粘着付与剤を添加して作られています。
よく見る白色のマスキングテープは
このゴム系粘着剤で出来ています。
あとは紙です。
ほとんどのものが和紙でてきたものですが、
中にはクレープ紙という、ひだがついたような特殊加工のものがあります。
このクレープ紙は、でこぼこした部分にもつけやすいように
このような加工がされています。
何に、どのように使用するかによって
それに特化したものがあるのが
マスキングテープの特徴ですね！
まとめ
養生テープとマスキングテープは
特徴などがとてもよく似ているため、
使い方も同じなのではないかと思われがちだが、
全く違う用途に使用するものとしてできたものでしたね！
しかしどちらも粘着力や切りやすい使い勝手の良さから
付けたものを保護する
という同じ目的の役割もありました。
私はペンキを塗ったり、可愛くノートをデコレーションする
なんてことはあまりないので
養生テープのみ、家に１つあります。
マスキングテープもそうですが、
養生テープは油性ペンで書き込めますので
メモとしてもたまに使用しています。
どちらもご家庭にあったら便利なものですね！
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