7月と言えば五節句の1つ、「七夕」ですよね。
七夕は天の川で遮られた織姫と彦星が1年に1度だけ会える日で、
その日に私達も皆、短冊にお願い事を書いて飾っています。
意外と短冊について知られていないのが「短冊の色」です。
実は短冊には5色あり、それぞれ色によって意味が異なります。
そこで今回は短冊に使われる5色の意味や自作するやり方をご紹介します。
七夕の短冊は百均でもしっかり五色が揃っている!
最近では100均でも七夕の時期になると短冊や笹がセットになった物が売られています。
中には、こより付きのものも。
そして、中身を見るとしっかり5色の短冊が揃っている商品も販売されています!
ですから、短冊と言うのは本来きちんと意味を持って、
色分けがされている事が分かりますね。
ちなみに使われている5色は陰陽五行説に基づいており、
・黒
・赤
・白
・黄
・青
が使われています。
ただし、黒は縁起が良く無いとされていて代わりに紫が、
そして、青の代わりに緑が使われる事もあります。
昔、緑を青と呼んでいた時代もあったので名残として残っているそうです。
黒・紫短冊の意味
黒・紫短冊に書く願い事は「勉強が出来ますように・受験が上手く行きますように・テストが上手く行きますように・資格が取れますように」などの学業に関する事が中心となります。
赤短冊の意味
赤の短冊に書く願い事は「いつまでも両親が健康でありますように・両親を旅行へ連れて行きたい・両親がいつまでも仲良くいれますように」など両親や先祖に感謝をする内容が中心になっています。
白の短冊の意味
白の短冊に書く願い事は「寝坊しないように頑張る・優しい人になる・宿題を必ず毎日やる」などの規則や義務に関する内容が中心になっています。
黄色の短冊の意味
黄色の短冊に書く願い事は「〇〇とずっと仲良しでいれますように・友達に優しくする・ずっとみんなと仲良しでいれますように・友達を沢山作りたい・約束事を必ず守れる人になりたい」など友達や周りの人との人間関係に関する内容が中心になっています。
青・緑の短冊の意味
青・緑の短冊に書く願い事は「〇〇が出来るようになりたい・〇〇を頑張りたい・〇〇が上手くなりますように・好き嫌いをしない」など自分の成長に関する内容が中心になっています。
七夕の短冊を自作!五色と切り方を揃えよう!
七夕に使用する短冊は勿論、家で作る事もできます!
子供も一緒に作れる方法なので、ぜひお子さんと一緒にやってみて下さい。
【準備するもの】
・紫、赤、白、黄色、青(緑)の折り紙を1枚ずつ
・ハサミ
・穴あけパンチ
・のり
【短冊の作り方】
1.折り紙を三等分ぴったり合うように折る。
2.先ほど折った線に沿ってハサミをいれて行く。
3.3つに紙が分かれたら、それぞれの上端を少しだけ下に向かって折る。
4.穴あけパンチを使って、先ほど下に向かって折った部分の真ん中に穴を開ける。
これで完成です!
お気付きだと思いますが、1枚の折り紙で3つ作れちゃいます。
この方法を5色とも繰り返すだけです。
その時に横の幅がバラバラだと綺麗に見えないので、1回目に切った紙を
次に作りたい色の折り紙にあててそれに沿って綺麗に切って下さい。
結構簡単なので、ぜひお子さんと一緒にやってみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
七夕の日に飾る短冊には5色の色があり、
それぞれに意味があったなんてびっくりですよね。
勉学のお願い事は黒・紫、両親や先祖に感謝したい場合は赤、
規則や義務に関する願い事は白、人間関係のお願い事は黄色、
自分の成長に関することは青・緑です。
知っておくとより七夕が楽しめるので、ぜひ次の七夕からは
5色の短冊を用意して作ってみて下さいね!
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