街中や高速道路を走っていると、前の車がはね上げた石が
自分の車のフロントガラスに当たってしまうケースはよくあることです。
たまに大きな石が当たった音がしても、
一瞬割れたと思ってしまう事もありますが、割れてない!という事もあります。
車のフロントガラスは簡単に言うと3層構造になっているので、
そうそう蜘蛛の巣上に割れることはありません。
ただ、飛び石が当たった時には、よくよく欠けているなんてことも・・・
そんな状態で、車検が近かった場合ガラスに傷がある状態でも
車検に通るか心配になってしまいます。
フロントガラスに傷がある場合には車検は通るのでしょうか?
車のガラスが割れる…原因は温度や飛び石?
車のガラスが欠けたり、割れたりする原因の多くは、走行中の飛び石です。
但し、それが全てというわけではありません。
飛び石以外に考えられる原因
- 急激な温度差によるガラスが割れる
炎天下に車を置いておいて、冷たい水をかけるたり、エアコンを急激につける。
また、ガラスが凍りついてしまったところに熱湯をかけたりすると、
車のガラスは温度差によって割れてしまいます。
- 耐え難い風圧を受けた時に割れる
車のガラスには常に風圧を受ける構造になっているために、
ある程度の強い風でも問題ないのですが、
強い風圧を受け続けていた瞬間に突然風が無風になってしまうと圧力の変化から、
フロントガラスにひび割れが生じることがあります。
外圧と内圧の差による変化に対応が効かない場合に割れることがあります。
車のガラスの割れる原因の多くはこの2点ですが、
日ごろからも注意しなければならないことがあります。
フロントガラスを拭くときにガラス面に圧力をかけてしまうとヒビが割れたり、
洗車時にはね上げたワイパーを戻す時に勢いよく戻すだけでも、
ひび割れの原因を作ってしまいます。
気になる車検については、フロントガラスに傷がないことが1番なのですが、
運転者に妨げとなるような傷がある場合には、車検は通りません。
細かな欠け位の場合には、車検は通る可能性はあります。
運転席を中心にフロントガラスに歪みや傷が無い又は
それに近い状態であれば車検は通過できるのです。
車のガラス傷に保険を使うかはよく考えよう
車のフロントガラスに飛び石などで傷が出来てしまった場合に
自動車保険を使った方がいいのか?使わない方がいいのか?迷いますよね。
2012年までは自動車保険ではフロントガラスが飛び石で
欠けたり割れたりしてできた傷に対して、
車両保険を使用しても翌年等級が下がることはありませんでした。
2013年から自動車保険の改訂が行われたことで、
今までは等級が下がらなかった飛び石によるフロントガラスの損傷も
1等級ダウンすることになっているのです。
翌年の保険料が高くなることになります。
保険がどのくらい高くなるのかを知らないことには、
保険適用させた方がいいのか、自費で修理した方がいいのかが判別できないのです。
フロントガラスが損傷した場合に、
全交換した場合の費用は約8~12万円程度かかります。
1等級ダウンしても、フロントガラスの交換費用よりも
値上がりが低ければ保険を適用した方がいいでしょう。
その逆に保険費用の方が高くつく場合は、自費で修理した方が安くなります。
今現在の自分の自動車保険の等級にもよって違いが生じてきますので、
フロントガラスが損傷した場合には、
まずはガラス交換の見積もりを取ってから、
保険屋さんに車両保険を使うと翌年どれだけ支払う金額が
高くなるのかを聞いてから判断してもいいです。
いきなり車両保険を使用するという事は、
考えずにガラスの見積もりをもらってから行動に移した方がいいでしょう。
まとめ
車のガラスに傷が入る原因や車検が通るのか?
保険を使った方がいいのか?などを紹介してきました。
飛び石はいつ飛んでくるかわかりませんから、防ぎようはありません。
目でわかるほどの石ならば、フロントガラスを貫通しないまでも
視界を妨げるような深い傷を負う可能性が高くなります。
高速道路では、飛んでくる石と自車のスピードの関係性から
相当な速さでぶつかってきます。
ガラス片が飛び散ることはありませんが、
突然の驚きでハンドル操作を間違ってしまう可能性もあり大事故にもなりかねません。
慌ててしまうのは仕方がないですが、冷静さをすぐに取り戻すことも重要です。
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