愛用していた真っ白なタオルが気付いたら
ピンク色っぽくなってきた…
もしかしてカビ?そう思った経験はありませんか?
これはどうしてなってしまうのでしょうか。
今回は、このピンクに変色してしまう原因と、対処法についてご紹介していきます!
タオルのピンクカビ、ただの汚れとどう見分ける?
タオルは普段肌に触れて使うもの。
これが汚れていると、肌荒れの原因にもなりうる
注意しなければいけないものです。
この汚れの原因は2通りあります。
1つは、色移り。
赤色の洋服などと一緒に洗濯すると、
色素が水に溶け、薄まり他の衣類に付着します。
これがピンク色になってしまう原因。
赤色は他の色に比べると、
強い色なので溶け出しやすいと言われています。
もう1つは、細菌の繁殖。
これと色移りの見分け方は、徐々にピンクになったか
洗濯後いきなりなったのか。
いきなりなったものは上記の色移り。
徐々に変色してきたなと思ったら細菌の繁殖です。
こちらは放っておくと、いや~な臭いの原因に。
気付いたらケアしていきましょう!
このピンク色になってしまう原因は
「赤カビ」というカビの一種です…。
洗剤のCMなどで真っ白なタオルが
よく放送されますが、
汚れやすいタオルがこんなにも綺麗に!
というメッセージなのでしょうか。
タオルは実は菌が繁殖しやすい条件が整っていて
この赤カビが付きやすいのです。
カビの好む環境は、
- 湿度70%以上(洗濯後要注意)
- 温度20度~30度
- 栄養分(皮脂汚れなど)
- 酸素
この4つ、タオルは全て整う状況が多いですね。
1回使ったタオルを明日の朝も使うからと
ついつい濡れたままで置きっぱなしに。
そういったことの繰り返しで、目には見えないけど
どんどんと菌が繁殖していくのです。
タオルのピンクカビを落とすにはコレが必要!
まず、なぜ洗濯しているのに赤カビがはえてしまうの?
と思われる方もおられると思いますが、
通常使う洗剤では汚れを浮かして除去します。
一方で、カビの殺菌などに効く強い効果は
あまり期待できないものが多いのです。
お風呂場にできるカビにも、
通常のバス用の洗剤ではなく、
カビキラーなどのハイターの匂いがするものを使用しますね。
これと同じ理由です。
そこでお風呂場と同じように、
タオルもピンク色の汚れを見つけたらご自宅でケアする方法をご紹介します!
酸素系漂白剤でつけ置きする方法
必要なものは衣類用の漂白剤。
おすすめしたいものは「酸素系漂白剤のワイドハイター」
液体タイプよりも粉末タイプが強力なため、おすすめです!
用意するもの
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ)
- 洗面器
手順
- 洗面器に40~50度のお湯を入れます。
- その中に酸素系漂白剤を溶かします。水量に応じて適量を調整してください。
- タオルを30分~1時間程度つけ置きします。
- つけ置き後は、通常通り洗濯してください。
ポイントは温かい湯で漬け置きすること。
粉末がよく溶けてくれるので、効果が高まるといいます。
塩素系漂白剤でつけ置きする方法
酸素系漂白剤で取れない頑固なピンク汚れには
キッチンハイターなどの強い「塩素系漂白剤」を使いましょう。
必ずゴム手袋などを使って直接手に触れないように気を付けてください。
用意するもの
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ)
- 洗面器
- ゴム手袋
手順
- 水1リットルに対してキャップ半分ほどの塩素系漂白剤を入れる。
- 30分~2時間ほどタオルを漬け置きします。
- 漬け終わったら、水でよくすすいで漂白剤を落とし、通常通りに洗濯をします。
これ以上の時間漬けおきしてしまうとタオルへの負担が大きく
さらに変色する可能性があるので注意してください。
ピンクカビを予防するためには
このピンクカビをつけないように予防する方法は、
使ったらできるだけすぐに洗濯をすること。
こまめに洗濯していても汚れが付く場合には、
もしかしたら洗濯機の方に問題があるかも?
洗濯機は水を使い、さらには衣類などから出る汚れも
たまりやすい場所。カビの住処になりやすいのです。
洗濯機を月に1度程度、洗うことをおすすめします!
また、洗う衣類などを洗濯機の中に溜めておくと
カビ湿気がたまり、さらには汚れが付着するので
カビがはえる原因に…。
別で用意したかごなどに溜めておいて洗濯するようにしましょう!
まとめ
タオルがピンク色になってしまう原因は
2通りありました。
色移りと、細菌の繁殖。
色移りなら洗濯後すぐ気づくことができますが、
細菌の繁殖は菌が増えてからでしか
なかなか気づくことができませんね。
肌に触れるものだからこそ
見えない菌の対策をしていきたいものです。
また、タオルも使い古していくと
どうしてもごわごわになったりします。
ある程度「消耗品」であるという感覚で考え、
汚れがあまりにも目立つようなら買い替えも
1つの対処と言えるのではないかなと思います。
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