また春が近付くとブルーな気持ちになる人が
結構いるのでは無いでしょうか。
せっかく冬が明け始め暖かくなり、木々花々が
美しい時期なのにそれを感じさせない位、
悩んでしまう人も多いのが「花粉症」です。
春になると一気にスギ花粉などが飛び散り、
街中マスクだらけになりますよね。
でも、よく考えると花粉症の人がマスクをしているけど、
マスクが意味ない位くしゃみや鼻水が
止まっていない気がする…と思った事のある方はいませんか!?
実際に考えてみると、確かにマスクをしているから
と言って完全にシャットダウン出来ているか?
と言うとそうではない部分もあります。
そこで今回は花粉症の厄介な鼻水やくしゃみには
マスクをしても意味ないの?と言う疑問や、
花粉症の人がマスクをする意味はどんな事があるのか?
などについてご説明して行きたいと思います。
花粉症の厄介な鼻水やくしゃみを止めるのにマスクは効果なし!
もう既に花粉症になってしまっている人は
春時期マスクが欠かせないですよね。
でも、何故かマスクをつけているのに
鼻水やくしゃみは止まりませんよね?
確かに最近は高性能マスクも売られていて、
昔に比べれば比較的防げるようになってきましたが
実際にはどんなにフィットしやすいマスクを
使ったとしても花粉は完全にシャットアウトはできないそうです。
国民生活センターで行われたテストでは、
鼻の隙間からウイルスや花粉が漏れてしまい
どうしてもマスクの性能が半分ほどに落ちてしまう
という結果が出たそうです。
一般的に使われてきたブリーツ型(長方形のタイプ)では、
ほとんどの商品が80%の漏れ率になったとの
結果が出ています。
そして今人気の立体型は少しマシにはなりますが、
それでも60%ほどの漏れ率になるそうです。
逆に漏れ率が低いものでは密閉状態になるため
息苦しかったり、長時間つけるには無理だ…と答えた人が多いそうです。
それから花粉症は上から降ってくるため、
目からも侵入してしまいます。
メガネをしているから安心…と思っていたら大間違い!
メガネには沢山隙間があるので、
完全に防ぐことはできないのです。
それから乾燥していると目の表面や
顔の皮膚全体からも症状が出やすくなります。
マスク自体が割とフィットしていても、
どうしても動いたときに隙間ができたり、
目からも花粉が侵入し鼻水やくしゃみが止まらなくなったりします。
完全に侵入を防ぐとなると息苦しさも
伴ってしまうので、やはりマスクだけでは限界があります。
花粉症由来の咳によるウイルスの拡散を防ぐ
では、マスク本来の使い道とはどんなものなのでしょうか?
それは、「花粉症による咳から周囲の人に
ウイルスを広げてしまうのを防ぐ」事が目的なのです。
花粉症の咳などは飛沫感染であっという間に
広がってしまうので、菌を含んだツバなどを
周囲に撒き散らしてそれを他の人が吸い込まないようにするためです。
咳だけではなくくしゃみもそうです。
基本的に咳やくしゃみに含まれるウイルス菌を
他の人に飛ばさない配慮としてつけるためと思ってください。
あとはエチケットとして、やはり周囲にいる人は、
くしゃみや咳をかけられたら良い気がしないので、
そういった事も含めて自分から周囲へ
害を及ぼさない事が1番の目的です。
それからマスクをしていると保湿効果も高まるので、
花粉症で疲れている鼻や喉の粘膜に少しでも湿度を
もたらして負担を軽減することも出来ます。
侵入を防ぐと言うよりは、周りにいろいろなものを
撒き散らさないようにする事が1番の目的ですね。
まとめ
いかがでしたか?
確かに言われてみると、1度花粉症にかかり症状が
酷く出ている人はマスクをしていても、ほぼ意味がない
位くしゃみや鼻水を出していますよね。
体の中に完全に花粉を入れないと言うのは中々難しいのです。
手や衣服にもついていますからね。
それに1日中マスクをつけっぱなしで
いられる事もほぼ無いので、どこかのタイミングで
マスクを触って外したりするとその瞬間に
一気に花粉を吸い込んだり手に花粉が
ついた状態でマスクを触っている事になるため
結局何かしら花粉はついてまわるのです。
ですから、侵入を完全に防ぐと言うよりは、
自分側が相手にウイルスを撒き散らしたり
ツバなどを撒き散らしたりしないように配慮するためが1番です。
どうせマスクをつけていてもくしゃみが出るから
意味ない!とマスクをつけないのはNGです。
他の人に拡散したり、唾を飛ばしたりしないように
配慮する事を1番に考えて装着して下さいね。
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