せっかく奮発して買った財布、
気付けば内側や外側がなんかべたべたしていてショック!
こんな状態になったことはありませんか?
素材によって、対処方法が違いますので
今回は素材別にべたつきの対処法をご紹介します!
革財布のべたつきによる対処法と予防法
革素材の財布で気になるべたつき。
この原因は何なのかご存知ですか?
これは劣化が原因となっています。
劣化すると、ひび割れが始まってくるのですが
およそ使用から2~3年程度で
目立ってくることが多いです。
これは使用されている素材が
「合成皮革」を使用しているから起こります。
合成皮革は、本革と違い、
ポリウレタンという素材をしようしているので、
時間がたつにつれて、どうしても劣化してしまうのです。
水分が加わることによって成分が分解することによって起こります。
たとえ水にぬれていない状態であっても、
空気中に湿度が必ずあるという点が関係しており、
さらに日本は湿度が比較的高い国。
できるだけ長く使用していこうと思うのであれば
日頃からメンテナンスをする必要があります。
ここで使用するのは、ウェットティッシュ。
ひび割れなどが起こり、状況がすすんでしまうと
修理に出すほかありませんが、
この状態になる前がぬめりやべたつき。
この状態であればウェットティッシュで
対応可能です。
エタノールを含んでいるウェットティッシュを用意して、
軽くふき取り掃除をしましょう。
ぬめりやべたつきが頑固な場合には
より強力な「無水エタノール」を布にしみこませて
同じようにふき取り掃除をします。
また、このぬめりはアルカリ性の物質を使用することで
簡単に落とすことができますので、
ご自宅に重曹がある場合も、これで対応できます。
お湯に重曹を溶かし、布でふき取りをします。
お掃除ができたら、
次はこの分解による劣化をできるだけ防ぐ方法を使って
財布などを保管しておきましょう!
その方法とは、
定期的に汚れを落としておくということ。
皮脂やホコリによる汚れがついたままでいると
湿度などによる水分が加わって分解していく進行を進めてしまいます。
こちらも同様にウェットティッシュなどで
軽くふき取りをするようにしましょう!
これが合成皮革の日頃のメンテナンスになります。
汚れ落としとコーティングができる
合成皮革(レザー)に使えるクリーナーも多くの種類が
販売されていますので、念入りにメンテナンスをしたい方は
こちらを使用するのも良いですね!
エナメル財布のべたつきによる対処法と予防法
エナメル素材の場合にもべたつきが気になるという
ことが多いですよね。
こちらも同じように、水分(湿度含む)によって
物質が分解することが原因でおこります。
ちなみにこの水分による分解を
加水分解と言います。
ただし、合成皮革の素材とは少し違う部分は
エナメル素材には目に見えない無数の穴があり
水分を取り込みやすい作りになっています。
このことから合成皮革に比べて
水に弱いのがエナメル素材です。
お手入れ方法は、合成皮革のお手入れと同じく
エタノールを含むウェットティッシュなどで
ふき取るということも効果がありますが、
エナメル素材の場合、もう少し入念にお手入れをしても良いですね。
汚れ落とし→防水(ウォーターストップ)
この工程を行っていきます。
まず、布やウェットティッシュで汚れをふき取ります。
そして防水の工程に入りますが、
ここではウォーターストップチューブというものを使用します。
これは先端がスポンジになっているため
そのまま塗れるのが魅力です。
(靴用として販売している商品ですので、どちらでも使えます!)
このウォーターストップチューブで塗り、
乾いたら最後に仕上げの乾拭きをします。
このあとエナメル専用のローションを使用します。
ラックスプレーというものを使用し、
最後にもう一度、拭きあげて完成。
このラックスプレーはカラーが入っているものもありますので
無色を使用することをおすすめします。
他のエナメル素材にも使えるように、1本あれば
念入りにお手入れが可能です!
まとめ
今回は素材別で、合成皮革とエナメル素材の
べたつき解消方法をご紹介していきました。
このべたつきが起こる原因は
同じく加水分解による現象でしたが、
素材の違いで、合成皮革に比べるとエナメル素材の方が
傷みやすい素材であることがわかりましたね!
なので、エナメル素材の財布やバックをお持ちなら
要注意ですよ!
合成皮革の場合なら
エタノールのウェットティッシュでべたつきは
すっきりとれますので
あとは保管方法ですね。
およそ2~3年で劣化するとありましたが、
このメンテナンスをしていくことで5年ほどもつと思います。
(使用頻度や保管環境にもよりますが)
大切な財布はできるだけ長く、綺麗に保っていきたいですね!
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