そろそろまた1年も終わりが近づいていますね。
お正月と言えば「年賀状」ですが、
ポストに投函するのはいつ頃なら良いのか?
日付けが押されない理由って何なのか?
をまだ分からない人も沢山いると思います。
そこで今回は消印によるポスト投函のタイミングと、
消印が押されない理由などをご紹介していきます。
年賀状の消印は いつからいつまで元旦扱い?日付が押されない理由は?
お正月が近づく頃には知人や友人、
職場の方に年賀状を送る準備をしなければいけませんよね。
ただ普通のハガキと違い、年賀ハガキには
「消印が押されない」という特徴があります。
簡単に消印を説明しますと、
「郵便局が郵便物を収集したことの証明であり、
再利用防止のために押される印」の事を言います。
でも年賀ハガキを見て消印がないと
不安になってしまいますよね。
なぜ年賀ハガキには消印が省略されてしまうのか?
それは、「枚数が多すぎるので届ける効率をアップさせるため」です。
通常の郵便物に比べて、年賀ハガキは
膨大な量で投函されます。
ですので1枚1枚チェックして
消印を押していたらキリがありません。
そこで年賀状の消印は、効率アップのためと
迅速に配達ができる事を踏まえて省略されています。
ただ!目に見える消印は省略されていますが、
実は「特殊インクによる消印代わり(バーコード)」は
印字されているのです!
驚きですよね。
これは目には見えませんが、
ブラックライトを当てれば浮かび出てくるので
どちらにせよ再利用は出来ないです。
ちなみに年賀状に消印が押されない期間は
「年賀特別期間」と呼ばれる
『12月15日~28日まで』がその期間になります。
では、29日以降は?と問われると
『12月29日~1月7日まで』の期間に
年賀状を出したとしても、切手下に赤字で
「年賀」と記せば消印は押されません。
何故かと言うと「松の内」と言って、
お正月をお祝いする期間であるため
1月7日まではそういった決まりになっています。
ですので実質消印が押されるのは
「12月14日までと年が明けて
しばらく経った1月8日以降」となります。
それと「元旦」に年賀ハガキを届くようにするためには
タイミングも大切です。
郵便局のホームページなどで推奨されている
投函時期は「12月15日~25日まで」です。
こちらは確実に元旦に届けてくれるタイミングです。
ただし28日まででもできる限り
届けられるようにしていますが、
確実に届けたいのであれば
12月15日~25日までに投函しましょう。
年賀状の消印が 元旦扱いになる理由は 年賀状の歴史に関係がある?!
年賀状の歴史はとっても古く、遡ること「平安時代」。
平安時代頃、年の始めにお世話になった方や
親族の家をまわり「年始回り」と言って
口頭での挨拶をし合っていました。
ただ江戸時代頃になると、付き合いの幅も広がり始め
直接回って挨拶をするのではなく、
書状で挨拶を済ませるようになり始めました。
これが「年賀状のルーツ」と言われています。
年賀状が本格的に広がり始めたのは
「明治4年の郵便制度開始」がきっかけです。
年々ハガキの量が増え始めて郵便業務が滞ったり、
年賀状の遅れが出たりし始めて年始の時期の
集配の頻度を減らすなど色々対策をしましたが、
やはり根本的な解決には至らず、
1899年に「通常郵便物とは違う特別枠」で
年賀郵便制度を導入し始めました。
そして郵便局内での仕分け作業に
膨大な時間がかかるようになってきた為、
「12月15日~25日までに出せば元日に届けます」
と言う期日を設けたのです。
これが年賀状の歴史です。
まとめ
年々携帯電話の普及により、メールやlineなどで
簡単に済ませることが増えている年始の挨拶ですが
やはり手書きの文章が添えられた年賀ハガキは
特別で温かみがありますよね。
もし元旦にしっかり届けたいのであれば
「12月15日~25日まで」に投函しましょう。
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