24時間テレビは、日テレ系の放送局がおこなっており、
1978年から開始され2019年で42回目の放送となっています。
なかでも、24時間テレビのドラマを楽しみにしている方も多いことでしょう。
第3回放送から現在まで、ドラマは行われていますが、
視聴率が確定しているのは、第20回放送からとなっており、
この20回目の作品から、主演が主にジャニーズの方になっています。
24時間テレビのドラマの視聴率のランキングはというと、
- 第28回2005年 小さな運転手最後の夢 主演 阿部寛 視聴率 6%
- 第20回1997年 勇気ということ 主演 堂本光一 視聴率 3%
- 第31回2008年 みゅうの足パパにあげる 主演 松本潤 視聴率 6%
- 第40回2017年 時代をつくった男 阿久悠物語 主演 亀梨和也 視聴率 6%
- 第24回2001年 最後の夏休み 主演 安倍なつみ 視聴率 7%
トップ5の視聴率は25%前後を推移しています。
このドラマの視聴率で募金額に影響がでるのでしょうか?
24時間テレビのテーマ、過去はどんなテーマでドラマが作られたの?
24時間テレビのテーマが最近になって変化してきています。
2016年までの24時間テレビのドラマのテーマは、
難病にかかってしまった・障がい者をテーマにした、
感動を売りにしているドラマを作っています。
先ほど紹介した、ドラマ視聴率のベスト5のうち、
障がい者や難病と闘う方々のフィクションをドラマ化したり、
その方々をモチーフにしたドラマを制作して放送していました。
2016年にNHKの番組「バリバラ」が、「笑いは地球を救う」
という題名で日テレの24時間テレビのパロディを制作し、
24時間テレビの放送の週にぶつけてきました。
番組の内容は、障がい者は悪ではない・健常者に勇気や感動を与える存在ではない等のテーマで放送されました。
日テレの24時間テレビの内容やドラマは、感動ポルノという表現を
バリバラに出演した障がい者の方が発信しており、24時間テレビに対して
違和感を覚えるとまでいっています。
その結果、2017年から日テレの24時間テレビのドラマは
2017年:時代を作った男 阿久悠物語
2018年:ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語
2019年:絆のペダル
障がい者や難病と闘う物語から、時代を作った男や
2019年は肝臓病を患った母親に対してアスリートの息子が
生体肝移植を行い、復活するまでのドラマを放送しています。
NHKに指摘されたことで、ドラマ内容を2017年から変更してきています。
バリバラ(バリアフリーバラエティー)が、確実に日テレのドラマの
内容に変化をもたらしたことになります。
障がい者を特別視した、無意識の差別を日テレ側が痛感したのか、
指摘を受けて感動物は作るが、批判を避けるために、
障がい者や難病と闘うドラマの内容を変更したことになります。
今後も2017年から変更されたようなドラマになっていくことになるでしょう。
24時間テレビの歴代募金額ランキング!ドラマによる影響はあるのか
24時間テレビの募金額はテレビ放送がある日のみだけでなく、
毎年10月1日~翌年9月30日までの1年の募金総額となっています。
現在発表されている、年間募金額はというと
2009年:約9億5108万円
2010年:約9億7402万円
2011年:約19億8641万円
2012年:約11億6847万円
2013年:約15億4522万円
2014年:約9億3695万円
2015年:約8億5672万円
2016年:約8億8748万円
2017年:約6億9915万円
2018年:約8億9376万円
2019年:約15億5015万円
となっております。
2009年以前の金額が日テレのHP上でも載っていないので、
不明ですが、募金の額とドラマの視聴率は一致していません。
募金額をランキング化してみると
2011年
2019年
2013年
2012年
2010年
の順になります。
2011年~2013年は東日本大震災の影響と2019年の15億円は
パーソナリティがジャニーズ事務所の嵐が担当していることが影響していると
考えてもいいのかもしれません。
募金の期間が区切られているために2019年は台風15号・19号の影響で
募金額が伸びたと考えるべきでしょう。
まとめ
24時間テレビのドラマ視聴率ランキングやドラマがどのような内容の物が多いのか?募金額のランキングなどを紹介してきました。
正直、24時間テレビは視聴者に障がい者や難病の方が
これだけ頑張っているんですから、みなさんも応援してあげて
ください的な印象を確かに受けます。
無理やりやらされているとは、思いませんが、彼らにとっては日常であって、
普通の方にとっては非日常という感覚が植え付けられてしまう可能性があります。
それに、このチャリティは年間を通していることを
知らない方も多いのではないでしょうか。
チャリティを行う事は悪い事では、有りませんが、障がい者や難病の方を
見世物的にするのは、考え直した方がいいのではないでしょうか。
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