端午の節句のしきたりって知ってる?どんなものがあるのかまとめ

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端午の節句と言えば5月5日のこどもの日。

風薫る5月にあちこちで鯉のぼりが泳いでいるのを目にします。

 

さて、端午の節句はイメージとしてなんとなく想像は出来るけれど

その1つ1つの意味などをご存知でしょうか?

ぜひその意味を知ってお祝いをしましょう。

 

端午の節句にすることには男の子の成長を祈る意味合いがある

5月5日と言えばこどもの日ですよね。

このこどもの日には色々な物を食べたり飾ったりします。

 

元々はこどもの日とは呼ばれておらず「端午の節句」と呼ばれていました。

1984年に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかると共に母に感謝をする」

という趣旨をもたせ「こどもの日」へと変わっていきました。

 

端午の節句には「柏餅・ちまき」を食べますよね。

なぜ「柏餅を食べるのか?」と言うと、柏の木というのは、新芽が育つまで古い葉が

落ちない事から「跡継ぎが絶えない」「子孫繁栄」などを象徴し縁起の良い食べ物

として食べられるようになりました。

 

「ちまき」というのは元々中国から伝わったもので、ちまきに結んである

「赤・黄・青・白・黒」の五色の糸が「魔除け」と「子供が無事に育ちますように」

という意味が込められていて、こどもの日に飾る鯉のぼりの吹き流しにも

反映されています。

 

「鯉のぼり」は中国の故事が由来となっており、その話の中にある「龍門と呼ばれる

滝を登った鯉が龍になった」という伝説から出世を願う意味で飾られています。

それから鯉を食べようとする龍はちまきにも出て来た5色がとても苦手で

邪気を払う霊力があるとされていたので、この色が使われています。

 

「鎧兜」は屋内で飾るものですが、元々は武家が実物の武具などを飾る風習がありました。

ただ時が経つにつれて、ちょっとずつ屋内でも飾れるミニチュア飾りとなっていきました。

 

この鎧兜などの武具は「身を守るため」に着用されていた事から、「厄災や病気から

身を守り無事に成長するように」という願いが込められて飾られています。

 

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端午の節句に食べる食べ物には地域差も

実は同じ端午の節句でも地域によって食べるものが違うのをご存知でしょうか?

「西はちまき、東はかしわ」と言うのが定番で

関東と関西で馴染みの食べ物が違うのです。

 

さらにその中でも、

 

・秋田→笹巻き

・東北地方の陸奧国→赤飯

・和歌山→千巻

 

 

と言ったようにさらに細かく違う所もあります。

 

さらに、こういったものではなく餡子の生菓子を食べる地域もあります。

長崎県では鯉菓子という生菓子を端午の節句祝いで食べると言われています。

 

 

ちなみに「関東・関西」で大きく分けられる理由として、元々柏餅はちまきが

前身だったという説があり、平安時代に中国から端午の節句の伝来と共に伝わった

とされています。

それから、江戸を中心に柏餅が食べられるようになり、参勤交代で日本各地に

伝わるようになりましたが、柏の葉が生えている地域が限られていた事から

関東中心になりそれが今にも伝わっているとされています。

 

反対に関西が「ちまき」に馴染みがある理由としては、ちまきは元々中国の

端午の節句から伝わって来たと言われていて、ある詩人を悼むものとして

供えられていたのです。

そして、このちまきが徐々に伝わって来た時に都は近畿にありました。

なので、今でも関西方面で「ちまき」が親しまれているそうです。

 

まとめ

いかがでしたか?

端午の節句はこどもの健やかな成長を祝い、将来を願う意味が沢山込められた

行事な事が分かって頂けたと思います。

 

なんとなく鯉のぼりや柏餅・ちまきを食べることは知っていたけどその意味まで

考えたことも無かった…と言う人はこれで物知りさんになれますね!

知ってて損は無いですし、関東と関西の人が交わる場面では「柏餅・ちまき」

の違いを話してみても面白いですよね。

 

ぜひ、意味を覚えて、より良いこどもの日にし、沢山お祝いをしてあげましょう!

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