小さなお子さんがおられる家庭で、
気をつけなければいけないのが「誤飲」。
なにかもわからず口にしてしまう子供は
大人の注意が必要です。
ちょっと目を離したすきに乾燥材を飲み込んでしまった!
そんなときにはどうしたらよいのか解説します。
乾燥剤・シリカゲルとは何に使われるもの?身近に置いておく時の注意点
そもそもシリカゲルとは?
食品などに一緒に入っている小さな袋状のもので、
湿気を吸いとり、食品などを衛生的に保つ役割をしています。
シリカゲルが使われるのは、
カメラなどの精密機械にも使われることがあり、
日常ではよく目にするものですね。
その他、似たようなもので生石灰があります。
これはおせんべいや海苔などによく入っているもので、
同じように湿気をすいとるのですが、
万が一口に入ってしまったときの反応が違います。
シリカゲルは、少量であれば
口に入ってもほとんど害がないとされていますが、
生石灰は、水に混ぜると発熱する性質や、
水分を吸収するとしだいに膨張していく性質があります。
人間の体内に対しての危険度は生石灰の方が高いです。
家での管理の方法で注意点は、
乾燥材を再利用しようとしないこと!
すなわちすぐ捨てるといった心がけで
誤飲は防いでいけます。
乾燥材のほとんどは、開封したらすぐに効果がなくなってしまうほど
長持ちしないものです。
シリカゲルは熱を加えると効果が戻るとされていますが、
自力でやるには、マスクやゴーグルをして体内に取り込まないように
十分気を付けなければいけないものです。
それならばあったらすぐ捨てるが吉、ではないでしょうか?
お子さんがおられるご家庭なら、
もしものときを考えて食べかけのお菓子に入っている
乾燥材は先に破棄しておきましょう!
乾燥剤・シリカゲルの危険な成分とは?病院に行く前の応急処置は?
シリカゲルは誤飲すると危ない!と思われがちですが、
シリカゲルは二酸化ケイ素という物質99%以上で出来ている
中毒性のない物質です。
シリカゲルの微粉末は、食品の添加物にも
使用されることがあるほど。
体内での消化吸収もしないのでそのまま外に出ていきます。
ただ、危険な面はあります。
お子さんが誤飲してしまった際に
万が一、喉につまらせてしまった場合。
病院に行かなくてはいけない場合は
これに当てはまります。
誤飲後すぐに呼吸の仕方がおかしくなったなどの
症状がでた場合は迷わず病院にいきましょう。
大量に誤飲してしまったときの対処法は
吐き出させるということ。
強引にやってしまうとキズをつける場合もあるので
コツをつかんで優しくを心掛けます。
頭を低くし、喉の奥に指をいれて舌を押し上げると
吐き出しやすい体制がつくれます。
すでに意識がなかったり、けいれんを起こしている場合には
手を付けず、すぐに救急車を呼びましょう。
シリカゲルの誤飲は、安全性が高いので
ほとんどの場合は心配はいらないものですが、
赤ちゃんなどは免疫力や、体内の構造も未熟ですので
心配なら病院につれていくのをおすすめします。
まとめ
身近にあるシリカゲル(乾燥剤)。
誤飲してしまうと体に害がある!と思っている方が多いですが
意外にも安全性に優れた製品でした。
同じようなもので生石灰などがありますが
こういったものの場合は、誤飲してしまったら
念のために病院にいくことをおすすめします。
その他にも、子供が誤飲してしまいそうなものは
お絵描きをするクレヨンだとか、シャボン玉液だとか。
いずれにしても少量であれば
体に害があるものではないのですが、
どんなものでも、お子さんの状態が変わればすぐに
病院につれていきましょう!
まずは、誤飲を防ぐために
日ごろ扱うもので体に良くないであろうものは
手の届かない高い場所での保管や、
いらなくなるものはすぐに破棄するなどして
子供が安全に過ごせるように心掛けることが大切ですね!
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