気温の高くなる夏場は食べものが傷みやすいので、
保存方法に気を配りますが、寒い冬の時期は、どうしても油断しがちですよね。
寒い時期に食べるとおいしいカレーやおでんは、
つい大量に作ってしまいその日のうちには食べ切れず、
調理した鍋をコンロに置いたまま、
何日か温め直して食べたりする事があると思います。
実はこの常温で保存することは、とても危険なのです。
冬でも食中毒で体調を崩すことは多分にあります。
そこで食中毒を防ぐために、
カレーやおでんの正しい保存方法や腐っているのかの見分け方
を確認したいと思います。
カレーとおでん腐るとどうなる?見た目で分かる!食べたら危険サイン
「カレーは二日目がおいしい」といったりしますが、いざ食べようとした時、
カレーやおでんが腐ってしまったらどうしよう・・・。本当に大丈夫かな?
と気になりますよね。そんな時は、どうやって判断するべきなのでしょうか?
食べたら大変!食中毒の危険サイン
<匂いのサイン>
私たちが、食べ物が傷んでいるか否かを確認する方法として、
よくやるのは、匂いを嗅ぐことですね。
カレーやおでんも腐っていると、酸っぱい匂いがします。
おでんの場合、鍋のふたを開けた瞬間に酸っぱい匂いがしますので
わかりやすいと思います。
カレーの場合はスパイスが効いているのでわかりにくいかもしれませんが、
よく匂ってみるとスパイスとは違ったツンと鼻につく匂いを感じることが
出来ると思います。
<味のサイン>
カレーやおでんは腐り始めると、匂い同様に味も酸っぱくなります。
味見をしたときに、少しでも酸味を感じた場合は、腐っている
と判断したほうがよさそうです。
<見た目のサイン>
おでんが腐り始めると、汁がにごり表面に幕が張ります。
加熱した時に泡がたったら、既に腐っていると思われます。
カレーの場合は、表面に白い斑点が出てきます、
肉などの油分が固まっているのかと思いがちですが、
実はそれはカビです!既に食べたら危険な状態ですね。
カレーとおでんはすぐ腐る?食べるとやばい健康被害★腐らない保存法
おでんやカレーが引き起こす食中毒の原因は、
セレウス菌とウェルシュ菌という細菌によるものです。
このセレウス菌とウェルシュ菌は熱に強い性質を持っているので、
おでんやカレーなどの煮込み料理に繁殖しやすいのです。
これらの菌を原因とする食中毒は、
6時間から18時間程度の潜伏期間で腹痛、下痢や嘔吐の症状が現れます。
セレウス菌とウェルシュ菌は農産物、魚介類、食肉など
さまざまな食材から検出されるごく身近な細菌です。
どこにでもいて、加熱しても死滅させることが困難なのです。
では、どうやって予防すればよいのでしょうか。
<食中毒予防の3原則 つけない・ふやさない・やっつける>
- 菌をつけない
料理を始める前はしっかり手を洗うことは基本です。
保存する際は、鍋などの容器のふたをしっかり閉めて、
細菌の侵入をシャットアウトします。
- 菌を増やさない
やはり加熱調理した食材は、常温で保存することはせずに、
冷蔵庫に入れて保存するのが望ましいです。
そして、長期保存せず、早めに食べてしまいましょう。
- 菌をやっつける
一度繁殖してしまった菌を死滅させることは難しいので、
繁殖途中の菌を加熱することで死殺させてしまいましょう。
肉料理は中心までよく加熱することが大事です。
※中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。
まとめ
・カレーやおでんは、腐りやすい食べ物です。
・食中毒の予防には腐り始めのサインを見逃さないことが大事です。
・食中毒予防の3原則 「つけない・増やさない・やっつける」を心がけましょう。
せっかく大量に作ったカレーやおでんですから、最後までおいしく食べたいですね。
コメント