お正月の時に鏡餅を自宅で、作る方も多いでしょう。
この時、餅同士がつかないように、
小麦粉や片栗粉などで形を整えていきます。
このお餅にカビが生えているのを
見たこともある方も多いのではないでしょうか?
自分の親から、お餅にカビが生えたら
カビの部分を削り取って、水につけておけば大丈夫!
と聞いたことがあるお母さんたちもいるでしょう。
カビには毒性があるものが多いので、
本当に水につけるだけで大丈夫になるのでしょうか?
カビの毒素のなかには、発がん性物質も
含まれているともいわれています。
昔から大丈夫と言われていた、
水につける方法は危険なのでしょうか。
餅のカビは除去すれば食べられる?カビは毒?発がん性物質の正体は?
![](https://masashi01.com/wp-content/uploads/2019/10/餅-300x200.jpg)
おばあちゃんがいる方は、お餅にカビが生えていても
カビ部分を取り除いて水につけとけば、問題ないよ。
と聞いたことがある方もいるのでは、ないでしょうか。
昔から餅に生えるカビは除去すれば、
全然平気という言葉を聞いたことがあるでしょう。
自分の家でも、親がカビの生えた餅を
カビ部分だけ除去して、水の中に放置しています。
鏡餅のような場合には、カビを取り除いて水につけると
餅が柔らかくなるので、焼くことで食べやすくなるのです。
本当はカビが発生した餅は、
食べないのが一番いいのです。
もしかすると、餅に発生したカビが発がん性物質を
持っているカビかもしれません。
カビ菌の中で発がん性があるとされる成分は、
アフラトキシンとオクラトシキンで、肝臓ガンや腎臓ガンを
発症させる可能性があるのです。
カビが生えた餅を、除去してから1つ食べたからといって、
すぐにガンが発症するというわけでなく、
毎日食べ続けたり定期的に食べていたりすると
発症する可能性があります。
ガンのことばかりだけでなく、食中毒になってしまう可能性もあるので、
できるだけ食べない方向性でいた方がいいでしょう。
餅のカビ予防方法 ★水につけるのは意味がある?! 長期保存のコツは?
![](https://masashi01.com/wp-content/uploads/2019/10/餅つき-300x200.jpg)
餅にカビが生えるのは、餅がでんぷん質と適度な水分があるために、
カビが生えるのです。
今では、ラップなどがあって1つずつ包んで、
冷凍庫に入れておけば長期保存ができます。
昔は、さすがにラップがないときには、
桶などに水を入れて餅を水につかるように入れておくと、
カビが生えないのです。
これは、あくまでも予防法であってカビが
生えてしまってからでは、遅すぎるという事になります。
冷凍庫にラップで包んで凍らせた場合には、
3ヶ月くらいは長期保存が可能です。
それに、凍ったままトースターなどに
入れて焼くこともできます。
水につけた餅は、毎日水を取り替えなければならないので、
ひと手間かかりますがその状態で冷蔵庫にいれておけば、
1ヶ月程度は保存することが可能です。
水につけた餅は、焼きもちでも食べてもいいですが、
お雑煮の中に入れてもおいしくいただけます。
水につけているから大丈夫というわけではなく、
餅が必ず水没していなければ意味がありません。
水から餅が出てしまっていると、
そこからカビが生えてきてしまうので、注意が必要になります。
カビは根を張るために、餅の奥深くまで根が侵入していきますから、
水につけたからといっても気を付けなければなりません。
鏡餅などの場合は、丸めた段階でアルコール度数の
高いお酒で餅の表面を拭きます。
これを、2~3日ごとにお酒で拭き取ることで、
アルコールが雑菌を殺菌してくれるので、
カビが生える暇を与えません。
普通のお餅の場合は、ここまで手間をかけている暇がありませんから、
冷凍保存か、水につけておくかがいいでしょう。
まとめ
餅にカビが生えたのを食べた場合に
ガンが発症するのか?と水につける理由はあるのか?
などを紹介してきました。
正直、昔の方は現代社会のように除菌・殺菌などと
神経質になっている方が少なかったのでしょう。
それに、食量が少ない時期もあったことから、
餅にカビが生えても、その部分さえ取り除いてしまえば
食べれることから、捨てるのはもったいないという事で、
餅にカビが生えても大丈夫というのが、真相のような気がします。
なるべくは、カビが生える前に食べきるのが一番いいのでしょうね。
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