住んでいる地域によっては自治会があり、
その自治会長に選出されてしまったという人もいるでしょう。
自治会長とは言っても、初めてだと正直どのような仕事かもわからないですよね。
自治会長の仕事内容や権限、そして報酬相場など、
やるのなら知っておきたいことはたくさんあります。
ここでは初めて自治会長に選出された人に向けて、
自治会長のあれこれについて解説をしていきます!
自治会長の報酬相場はどのくらい?
自治会長ですが、その規模は地域にもよります。
各町内会があり、そこを総括する自治会長がいたり、
町内会規模のことでも自治会長と呼んでいることもあります。
また、マンションやアパートでも自治会長がいることもあり、
それぞれの自治会での仕事も異なっています。
ただ自治会長の一般的な仕事内容としては以下のようになっています。
・定例会の計画
自治会では定例会が行われます。
そこで各自治区の問題や問い合わせなどに対応をして、
みんなが住みやすい町づくりをしていくことが目的です。
自治会長の場合はやはり長ということで、
この定例会にはできるだけ参加をしなくてはなりません。
その他にも司会進行や総括なども務めることも多く、発言する機会も多いです。
・地域行事への参加
自治会での行事へも自治会長は参加する必要があります。
お祭りなどのイベントのほか、防災訓練なども行う必要があり、
それらの計画運営も含めてかなりの時間を取られてしまうでしょう。
また自治会長として挨拶をする場面もあるので、気を抜くこともできません。
・情報管理
自治会長は自治会の情報も把握しておく必要があります。
誰々さんが引っ越したや、新しく引っ越しをしてきた人に対しては、
自治会への参加の要請や挨拶をする必要もあります。
このように自治会長の仕事はそれなりに多く、
それらは平日の夜や休日などプライベートの時間も使う必要があります。
なので正直報酬がなくてはやっていられないというのも本音でしょう。
自治会長の報酬ですが、相場としては年間で5万円から10万円ほどが多くなっています。
正直この自治会長の報酬は自治体の規模や大きさによってかなり変わってきます。
中には無報酬で完全ボランティアのところもあれば、
年間50万円以上でぼったくりのような自治体もあります。
あまりにも高すぎる報酬になると住人からも不満が出ると思いますが、
報酬がないとやりたがる人もいないので難しいところですね。
自治会長にはどんな権限があるの?
自治会長になった場合、どんなことができるかや、
どのような権限があるのかも気になりますよね。
自治会長にはいったいどんな権限があるのでしょうか?
結論から言えば、自治会長にははっきり言って権限はほとんどありません。
自治会というのは任意団体であり、入るのも辞めるのも自由です。
そして自治会長はあくまでも団体のリーダーであり、自治会の中での中心人物というだけです。
ですので何かを強制的に行使するほどの権限はありません。
例えば、役員に強制的に指名や住人の強制退去などももちろんすることはできません。
このようなことから例えば地域住人の中で何かトラブルがあったとしても、
仲裁に入ることはできても最終的には警察や弁護士などにお任せすることになります。
逆に自治会長だからといって、地域住人の生活に介入しすぎると、
トラブルの原因になる可能性があるので注意をしてくださいね。
まとめ
自治会長の仕事とは自治会での行事の参加や計画、そして情報管理などが挙げられます。
自治会長の仕事は平日の夜や休日に行われることが多く、
負担になることも多くなっています。
また報酬ももらわなくてはやってられないですが、
報酬の相場としては年額5万円から10万円ほどが相場となっています。
ただこれも自治体によって大きく異なるので、確認をしておきましょう。
自治会長とはいっても何かを強制的に執行できるほどの権限はありません。
もし自治会長になってしまっても無理のない範囲で、
できることをやるようにしてくださいね。
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